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カーネステンクリームってどれくらい効果を発揮する?副作用はない?

2019年11月06日
多様な薬と瓶

性病カンジダ症の治療で用いられることがあるカーネステンクリーム。カーネステンクリームの成分はクロトリマゾールです。クロトリマゾールとはアゾール系の抗真菌薬です。真菌とはカビのことであり、性病カンジダ症の原因となるカンジダ菌に効果を発揮します。クロトリマゾールは、カンジダ菌の細胞膜に必要なエルゴステロールの生合成を阻害することで、細胞膜の構造を変化させます。その結果、カンジダ菌の成育を抑えます。エルゴステロールという成分は、動物細胞にはなく菌類細胞のみに含まれています。つまりクロトリマゾールを塗布しても、人の正常な細胞を破壊することなく、病原菌のみに効果を発揮してくれます。クロトリマゾールは、病的な細胞と正常な細胞をしっかり選んで作用するため、性病カンジダ症に良く使われている成分です。

カーネステンクリームは、ドイツの製薬メーカーが製造している商品です。ところが、日本国内ではカーネステンクリームは流通していません。その代わり、同じ成分で別の商品名の薬剤が使用されています。そのため、日本国内においてカーネステンクリームはあまり馴染みのない薬剤です。そうはいっても、カーネステンクリームはどれくらいの効果があるのか、関心を持つ人は少なくありません。ここでは、日本国内で流通する同成分のクリームのデータを参考にします。

同成分薬剤のカンジダ症に対する有効率は90%を超えていることから、カーネステンクリームでも同様の効果が期待できると考えられています。高い効果が期待できるので、決められた使い方を守って治療を続けることがとても重要です。性病カンジダ症を発症して早めにカーネステンクリームを塗布すれば、3日~1週間程度で増殖したカンジダ菌を抑えられると考えられています。ただし症状が悪化していたり、患者の免疫力が低下していたりすれば、治療にはもう少し時間を要します。

そして、カーネステンクリームを使用するうえで注意するのが副作用です。副作用には、刺激感・皮膚炎・発赤・紅斑・びらん・丘疹などがあります。この中で最も多い副作用が刺激感であり、頻度として0.8%程度です。さらにに皮膚炎は0.5%程度、発赤・紅斑が0.48%程度です。それ以外の副作用はそれぞれ0.1%未満となっています。もし、このような副作用が生じた場合は直ちに使用を中止します。症状が強く出て日常生活に支障をきたすならば、皮膚科などを受診して治療にあたります。