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性感染症の種類はいくつある?治療法や有効な薬に変わりはあるの?

2020年03月30日

性感染症にはウィルスと、ウィルス以外の病原体との2種類に分類されます。性感染症ウィルスには、性器ヘルペスや尖圭コンジローマがあります。性器ヘルペスは、単純ヘルペスウィルスによる病気です。単純ヘルペスには1型と2型の2種類ありますが、多くは2型が原因です。性器ヘルペスは男性より女性に多いことが特徴であり、男女比は約1対2です。症状としては、最初に水ぶくれができ、その後ただれて痛みを生じます。単純ヘルペスは神経節に潜んでいるため、免疫力が低下すると再発を繰り返します。単純ヘルペスの治療は、アシクロビルなどの抗ウィルス剤が用いられます。軟膏・内服・点滴などを症状に応じて使い分けますが、痛みがひどい場合は鎮痛剤を用いることがあります。

尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウィルスによる性感染症で、生殖器とその周辺に発症します。主症状は淡紅色や褐色の乳頭状のイボです。それ以外の症状としては、最初は違和感程度ですが、炎症を起こすと痒みや痛みを生じることがあります。このウィルスは潜伏期間が長いうえに、患者が無自覚のまま感染源となるため、感染が広がるケースがとても多いです。生殖器周辺に怪しいイボを見つけたら、男性は泌尿器科に、女性は婦人科を受診します。また皮膚科ならば、男女ともに診てもらうことが可能です。尖圭コンジローマの治療は、外科的切除・電気メスによる焼却・液体窒素による凍結法があります。薬物療法として、抗ウィルス剤の軟膏を塗布します。切除しても再発するケースが多く、治療が終わった後も定期的に診てもらうことが大切です。

ウィルス以外の病原体の感染症には、クラミジア・淋菌・梅毒などがあります。クラミジアは、細菌やリケッチアと同じ原核生物による病原体です。男性では尿道炎、女性では織物や軽い腹部痛の症状が出ます。進行すると男性では副睾丸、女性では子宮頚管や卵管へと炎症が広がります。治療は抗生物質の投与ですが、進行した場合は症状に応じた治療が行われます。淋菌感染症は淋菌と呼ばれる細菌が病原体です。症状はクラミジアとよく似ています。治療もクラミジア同じく、抗生剤の投与が基本ですが、症状が進行するとそれに応じた治療となります。梅毒は梅毒トレポネーマが病原体です。症状は1~4期まであります。1期では性器などの感染部に小豆やエンドウ豆大の赤いしこりができ、2期では全身の皮膚に赤い斑点などができますが2~6週で消えます。3期は数週間ら数年程度の潜伏期となり、4期は皮膚や内臓に硬いしこりができたり、手足の感覚麻痺などが起こります。抗生物質の投与が基本ですが症状が進行すると治りづらいので早めの受診が大切です。